映画を書くと頭が疲れる

観るものです。

『イントゥ・ザ・ストーム』ネタバレ感想

2014年
監督スティーヴン・クォーレ


外出ついでに無理やり映画館へ行き鑑賞。

 グランドホテル方式且つPOV方式のディザスタームービーです。(この文章ではPOV方式という言葉を、映画内世界で撮影された体の映像という意味で使用しています)
厳密には、登場人物の撮影だけでは上手いこと見せられない場面などは無理をせずPOV方式をやめています。
3組の登場人物がそれぞれ撮影をしていて、基本的にはその映像を繋いで竜巻襲来を見せるわけですが、ストームチェイサー組のプロの映像も高校生の素人の映像も撮影技術のレベルが同じで、カメラの性能による映像の質感の切り替わりなども無く、何ならPOV方式では無い場面も技術レベル・映像質感共にPOV方式場面と同じ。全部同じ。POV方式であることを一切忘れて観賞しても何ら遜色ありません。荒い画像、手ブレ、見えそうで見えない、構図が不安定でどこを見ればいいか分かり難い、などということがありません。
POV自体今更で、よっぽど工夫がないと作り難くなっていると思うのですが、POV風の作りにしているだけ、というのが訳が分からないです。
 登場人物の1組が、25年後の自分に向けたメッセージという趣旨のビデオ撮影を行っており、その撮影の流れで竜巻襲来を撮影することになり、また映画終盤でこの組にストームチェイサー組が撮影していた映像が託される描写もあることから、ファウンド・フッテージものにラストでなるのかと思いきやそれもなし。
ただ、どこがPOV方式なんだ、何でPOV方式なんだ、というところに引っかからなければ、物語は狭い町を登場人物たちが行ったり来たりしている間に、上手くいっていなかった父子関係が修復するという、言わば父子のご近所ロードムービーとなってますので、非常にシンプルです。竜巻は迫力ありますし、ホバリングしているみたいに大型旅客機が風に舞うところなんかは良かったです。この手の映画にドラマやオチなど多くのものを求めて観に行く人はそうそういないとは思いますが、たまに凄く面白いものがあったりして得した気分になれたりするものですが、これはそういうんじゃないです。