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映画を書くと頭が疲れる

観るものです。

『Seventh Code』ネタバレ感想

以下ネタバレ。
ネタバレ読まないで見たほうが面白い映画です。


















アイドル映画ってどんなのだったかな、と。
擬似恋愛できたり、最近だったらドキュメンタリーぽいやつとか、そんなイメージなのですが、そのどれでもないです。手持ちカメラの映像で始まったので、ドキュメンタリーぽさでくるのかと思ったら違いました。
擬似恋愛ものだったらセクシュアルな描写がクライマックスにきたりするんだけど、この映画はそこも違って、映画の結構前半で悪いやつらに拉致られて、次には袋詰めにされててトラックから落とされて、ボロボロになった前田さんが出てくるわけですが、袋から出ながら、辺りをキョロキョロと確認する様子が凄いシリアスで動物的な動きをします。レイプされたとかどうでもいい、と言わんばかりです。問題はそこではない、って感じです。その後も、彼女を心配する素振りで声を掛けて来る人に対して「私のことは放っておいて」と冷たく言い放ちますからね。見ていてこちらもすいません、となりました。
前田さん扮する女性アキコとロシアの荒涼とした街並みもよく合っていて、誰かと出会っても仲間とか絆なんて間違っても言い出さない雰囲気がありました。そんなことを言う人がいたら、周りをよく見て?と言えばいいでしょう。ロシアのせいなのか、そういうところを選んで撮っているからなのかラストの一本道以外の場面は乾いた印象があって、そのせいでハッピーとは言い難いラストのシーンが穏やかに見えます。湿度が高い感じがするだけで、ハッピーエンドでは無いんですが。
核という言葉が出てきて、ラストのダイナマイトが爆発するところは笑いました。それもあって牧歌的な光景とダイナマイト爆発、が映画的な郷愁を誘います。
セカイ系とかなんとかいうもんとは違うんですよ。ダイナマイトですよ。
たぶん、爆発する前に転がり落ちていて次回作ありますね。希望ですが。シリーズ化しますよね。

前田さんは寡黙なイメージのある人なんですが、役と良く合っていました。
動きもいいし、とても良かった。

あとは音響?音楽なのかな?アキコが花を貰って歩くところでSLみたいな音がグァァと盛り上がって色々やらなくても、ああいう音がはまればいいんだなぁ、と思いました。でも最前列で見たので(そこしか空いてなかった)、あの音に圧倒されたのは前で見たからかもしれない。
音の演出は色々されてたので、単館劇場で見たけど、もっと音の良いところで見たかったです。